4月末に連休を頂き、友人と久しぶりに立山へ滑りに行ってきました。
シーズンももうすぐ終わりということろですが、なんと今季初のバックカントリーです。。
そんなわけでゆるりと楽しんで参りました。
1日目、
祭日なんですが、予想に反して空いている乗り物を各種乗り継いで扇沢から室堂へ
まずは今回の宿、みくりが池温泉へと荷物をデポりに向かいます。
立山3山方面、稜線の雪がほとんどありません。
噂通り少ないですね~。
のんびりランチなんかも頂いちゃいます。
白海老の天ぷらうどん。
お腹が満たされたところで出発したら、すぐそこに人だかり。
雷鳥の撮影会やっておりました。
とりあえず、本日1本目はターミナルそばの浄土山を目指すことに。
忘れていたスノーシューの使い方を急登でちょっとずつ思い出し、
夏道に出て振り返ったら、ターミナルからは見ることのできない反対側の山々の景色が素晴らしかったです。
スノーボードブーツで片手にトレッキングポール、片手にスノーシューを持ってこういうガレ場を登るのはしんどく、ヒーヒー言いながらようやく山頂へ。
だだっ広い丘のような山頂は、さえぎる物もなく大展望です。
一ノ越から雄山方面。
ほぼ夏道ですね。
別山方面。
奥に剱が顔出してます。
滑走は浄土山南峰とのコルより。
奥にちょこんと出ているのが龍王岳。
ちょうど団体に先行かれました・・・
今回の立山は雪が少ないだけでなく、少し前に降った雨の影響で、どこもかしこも斜面に縦溝があってそうとう滑りずらいです。
特にトラバースは完全に修行ですね。
泣きそうになりながらターミナル方面に戻り、無事に宿へ帰還。
結局1本で終了でした(笑)
外のテラスで生ビール飲んで、温泉入ってのんびりして、
晩御飯を頂いたら、飲み直すこともなく速攻で眠りに落ちました・・・
2日目、
前日以上に快晴ということもあり、剱を拝みに向かいます。
雷鳥荘前よりテン場へ向かい、ガタガタのしびれる斜面を滑り落ち、
雷鳥沢の右岸をひたすら登ります。
剱御前小屋の前から室堂方面の絶景
剱岳方面も絶景
見渡す限り広がる斜面の縦溝をどうやって回避するかを友人と話していたのですが、メローな斜面の方が気持よくすべれるんじゃないかという話になり、剱御前小屋から剱沢に向けて広大な緩斜面を滑りました。
縦溝がなかったわけではありませんが、ところどころ無い部分もあり、それなりに気持ち良く滑走。
テン場付近から剱御前小屋まで登り返し、帰りは雷鳥沢へと行きたいところでしたが、誰も滑っていないので状態は察するに余りある訳です。
ということで、登っている際に縦溝がいくぶん少ないように見えていた、右岸のさらにライト側を滑走。
上部はわりとマシでしたが、下部はもう全然駄目でした。
そして、またテン場から雷鳥荘に向けて登り返し。
この日も雷鳥さんに会いました。
みくりに戻ったら温泉入って、のんびりタイム。
夕日がほんとに綺麗。
今の時期なら普段着で観光気分で来れるところなのに、こんな景色が見れてしまう立山はやっぱり素晴らしいですね。
2日目の晩御飯
普通の晩御飯だけでも十分多いのですが、この日はせっかくなのでオーナーが自ら採っているという噂の山菜の天ぷらを別途オーダー。
とても美味しかったです。
中日で余裕があったので、少し飲み直してから就寝しました。
3日目、
最終日のため、全ての荷物を担いでとりあえず一ノ越へ向かいます。
前日までの疲れもありますが、やはり荷物が重たく感じます・・・この日は連休前の金曜日ということもあり、前日までより人が多かったです。
一ノ越へ向かう登山者や滑り手も多数。
一ノ越からの絶景。
ここから龍王に登るか雄山に登るかなんていう話もしていたのですが、疲れも溜まっていたので、そのままトラバースしてタンボ平より帰ることにしました。
東一ノ越へのトラバースはほぼ夏道。
東一ノ越(2480m)
こうやって見ると夏山の写真ですね(笑)
扇沢から上がる時にロープウェーで必ず目が行く広大な斜面。
ここを滑ってロープウェーの乗り場である黒部平駅を目指します。
ここも上部は縦溝ながらもターンの出来る雪でした。
しかし下部は修行系。
溝と溝の間でタイミングを見ながらターンをつなぎ、1800m付近で滑走終了。
黒部平駅よりケーブルカーとトロリーバスを乗り継いで扇沢に無事下山しました。
帰りのお風呂は一番近い温泉と思われる上原の湯へ。
何回か行ってますが、地元のおじいちゃんの憩いの場的な雰囲気が嫌いじゃないです。
そして長野ICから高速に乗ることにしたので、白馬方面から帰る際にも寄ったことのあるたなぼた庵さんで蕎麦を。
カレーつけそばにチャレンジしてみましたが、熱かったので普通の盛りそばにすれば良かったかな・・・
そんなわけで、久しぶりの立山だったにも関わらず縦溝にだいぶやられ、滑りはイマイチだったかもしれませんが、3日間とも快晴に恵まれ雰囲気は十分に楽しむことができたので満足です。
とはいえ、今年はタイミングが合わずほとんど滑れていないので、もう一回位どこかで滑りたいなぁ。