今年唯一泊りで夏山を楽しめる機会だったお盆休みですが、天気に悩まされ結局日帰りハイキングという選択に。
なんとか日帰りが可能でまだ登ったことがない百名山という事で、北アルプスの笠ヶ岳へ行って参りました。
行程:新穂高温泉 - 笠新道 - 笠ヶ岳 - 笠新道 - 新穂高温泉
妻の実家(恵那)から下道で3時間少々。
お盆期間中ということもあり、駐車場が心配だったので前日夕方入りして車泊。
無料駐車場は満車だったけど、最も登山口に近い有料駐車場に無事に駐車できた。
風呂に入れなかったのはまだ良いとして、食料をそんなにたくさん持ってきていなかったので、仕方なく翌朝用のサンドイッチを食べる。
風呂も食事もなく時間は余ってしまったから寝るしかない。
しかし、いつも寝てない早い時間に車で寝られるわけもなく、ぼーっとスマホをいじってから仮眠。
翌日午前中は眺望が期待できそうという天気予報だったので、元々ヘッデンスタートのつもりだったけど、長時間寝ても腹が減るだけなので予定より1時間程早く出発した。
槍穂の稜線と朝焼け。
何だかこういうの久しぶり過ぎてこれだけで来て良かったと思ってしまった。
当然ながら夜露がすごくパンツがビショビショ。
そうなると思ってツユハラヒをすぐ出せるところに入れていたのだけど、最初はその冷たさが心地よく結局着けずに登ってあとで後悔した。
杓子平まで来るとようやく笠ヶ岳の山頂が見える。
もしかして最高の一日となるのか!?
好天にワクワクしていたが、抜戸岳へ向かって登っている間に雲が上がってきてしまった。
景色が良ければ最高の稜線歩きのはず。(周りは雲に覆われている)
最後の登りがまたシンドイ。
笠ヶ岳山荘に到着。
ここで休んで雲が取れるのを少し待ってみる。
早い時間帯で掃除中だったにも関わらずカレーを注文させて頂きました。
ライスが多くてお腹パンパン。
山荘前で休んでいると、偶然にも練馬在住のお客様が登っていらした。
話しながら一緒に雲が抜けるのを待ってみるもなかなか厳しそうで、とりあえず山頂までご一緒させて頂いた。
ガッスガスです。貸し切り。
お客様はバスの時間もあり、歩くペースも僕より早そうだったのでお荷物になってはと一緒に下山するのはお断りさせて頂き、一人山荘前でさらに粘ってみるも雲が抜けることはなかった。
諦めて下山開始。
稜線上にはチングルマの群生が多数。
杓子平より稜線歩き区間は小さな花々が至る所に咲いて綺麗です。
抜戸岳分岐まで戻ればあとはもう下るだけ。
特に難しいところはなかったよなーなんて思いながら降りていたら一箇所少し行き過ぎて戻ったりもした。
どちらかというと下りでトレッキングポールを使うと時間がかかりがちな岩がゴロゴロした登山道。
膝への負担が心配でいつも下りではポールを使うことが多いのだけど、仕方なく使わずに降りる。
長い下りで飽きそうになりながらも、途中途中にある標高の看板でなんとかモチベーションを保ち無事に下山。
温泉は前日に断られた中崎山荘で入れば車も動かさずにすんで楽だったが、入ったこともあるので別の日帰り温泉 ひがくの湯 へ。
本当にこっちでいいの?という位に駐車場の脇を素っ裸で歩く少し離れた露天風呂が貸し切りで良かった。
稜線からの眺望は残念ながら望めなかったため次回への持ち越し。
元々は立山から笠ヶ岳をつなげて歩きたいと思っていたので、双六方面からいつかまた歩きたいと思う。
この日の行動中の最低気温は15℃前後で、行動着は以下のとおり。
トップス:AXESQUIN ウロコシャツ
羽織り物:AXESQUIN ハゴロモ
ボトムス:AXESQUIN アヲネロ
気温が上がるまではハゴロモを羽織っていただけで、蒸し暑い下山の時間帯もウロコシャツとアヲネロで暑すぎることはなく、終始快適だった。
AXESQUINの凌ぎラインは低山を想定したラインナップとされてはいるけど、真夏のアルプスでも十分に有用です。