2015年9月21日月曜日

2015.9.20 等々力渓谷公園


先日お客様に都会のオアシス等々力渓谷の話を聞いた嫁さん。
昨日早速行ってきて、レポートを書いてくれたのでご紹介いたします。
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6年ぶりのシルバーウィークを何倍も楽しませてくれるような
すがすがしい天気が続いていますね。
暑すぎる夏、雨が降り過ぎた夏。
なんとなくうつむき加減だった日々を一掃するような天候に促され、
久しぶりに歩きに出かけてみました。

とはいっても、6ヵ月になる娘とのお出かけなので、お散歩コースです。
世田谷区の等々力渓谷公園に行ってきました。
全長約1kmの渓谷です。

練馬から電車で約50分。
等々力駅に着くと、等々力渓谷公園はとてもわかりやすく案内されていました。
駅前の成城石井でおやつを買って、徒歩2分ほどで入口に到着。


階段を下りると、あっという間に緑の世界に。

ゴルフ橋




蝉の鳴き声や水の流れる音と涼やかな風に包まれます。
思ったほど混雑もなくゆっくりと歩くことができました。

ところどころベンチもあるので休憩をしたり、お弁当を食べたり。

カップルや高齢のご夫婦、たくさんの友人同士や家族連れのファミリーなど
思い思いの時間を楽しみながら散策。
私と同じ抱っこ紐スタイルのご夫婦ともたくさんすれ違いました。

ちょうど中間あたりで川を渡り、広場に出ました。

広場から少し登ると横穴と呼ばれるお墓跡がありました。
古墳時代末~奈良時代にかけてつくられたもので、
3つ発掘されたうち1つが完全な形で残っているそうです。

遺跡や歴史的建造物、絵画など、何十年も何百年も前のものと向き合うと
ほんの一瞬、タイムマシーンに乗ってその時代を覗いたような感覚になります。
当時同じ場所に立っていた人は、何を思い、何を見ていたのか。
今の自分と何が同じで、何が違うのか。
山の稜線に立っても同じ感覚になります。

横穴をあとにし、もとの道に戻ると、
稚児大師堂が見えてきました。

敷地内の紅葉が色づき始めていました。


橋を渡ると不動の滝があります。

滝のある斜面はあちらこちらから水が滴り落ちて、なんともみずみずしい。

さわやかな気分になったところで
お目当てのお茶屋さん「甘味処 雪月花」。

室内のお座敷か屋外のベンチを選べます。
道中おとなしくキョロキョロしていた娘を
そろそろ抱っこ紐から解放してあげるためにお座敷に。
14時頃に訪れましたが、席は半分程空いていました。

宇治金時のかき氷を頂いて、小1時間程休憩。
15時頃、席を待つお客さんでいっぱいになっていました。
おむつ換え台も備え付けられたきれいなトイレでおむつを替えて出発。

少し階段を登って等々力不動尊と展望台。


展望台からは、渓谷の木々を見下ろせます。


先ほどの階段を下ると少し開けた広場に出ました。

1本だけ咲いていた彼岸花。

かわいいどんぐりがたくさん落ちていました。


少し戻って日本庭園へ。


みかんや柿の木が植えられ、実がたくさんなっていました。

日本庭園を抜けて階段を登ると、芝が美しい広場がありました。
ベンチもありましたが、これはごろ寝スポットでは!?!?
ということで、日陰にレジャーシートを広げてまったり。

娘も、いつもと違う景色を眺めてみたり、うつ伏せスタイルで草を触ってみたりと、
彼女なりに楽しんでいるようでした。

ひとしきり遊んで眠くなってきた娘と昼寝できそうでしたが、
少し肌寒くなってきたので、ここも1時間程で退散。
きれいなトイレには、おむつ交換台や子供用の椅子も備え付けられており、
子連れでゆっくりとピクニックをするのも楽しそうです。

帰りに、近くにあるケーキ屋さん「オーボンヴュータン」で
ケーキをお土産に買っていこうと思い寄ってみました。
伝統的なフランス菓子が食べられる有名店だそうです。
パリジェンヌでもいそうな素敵な内装、
ジェントルマンな男性店員さんが笑顔で対応してくれるとても上品なお店でした。
でも、目的のケーキはすべて売り切れ。
16時半頃でしたが、次はもう少し早く来てお土産じゃなく店内で食べていこう。
パテやソーセージもおいしそうだし。
ケーキは買えなかったけど、焼き菓子を購入して尾山台駅まで徒歩5分。

ゆっくり散策して、レジャーシートでまったりして、
おいしいかき氷とおいしいお菓子のお土産まで買って、
移動時間含めて約6時間(練馬から)。
渓谷自体はゆっくり歩いて1時間程なので、トレッキングに比べると物足りないけど、
都内で気軽に自然を満喫できるお散歩コース。
デートに、家族団らんにお勧めのスポットでした。