2015年8月17日月曜日

2015.8.4 妙高山・火打山 (燕温泉~)


今年はお盆に久しぶりにテントを担いで縦走することになり、その前にどこかでコソ練しておきたいなと思い、まだ登っていない100名山で日帰り可能なおかつ標高が低すぎない所を探して辿り着いたのが妙高山と火打山。
日帰りで2つ登るのはなかなかしんどいけど、朝早く出ればなんとかなるでしょということで決定。

ルートは笹ヶ峰から2つ回るのが一般的なようだけど、妙高山の東側、燕温泉から登れば帰りにそのまま温泉入れるじゃん、しかも河原の湯の雰囲気が良さげ! ということで燕温泉から登ることに。

【ルート】
燕温泉→天狗堂→妙高山→黒沢池ヒュッテ→火打山→高谷池ヒュッテ→黒沢池ヒュッテ→三峯分岐→大倉分岐→麻平→河原の湯→燕温泉

笹ヶ峰から登っても燕温泉から登ってもコースタイム上はほとんど変わらなかったんですが、黒沢池ヒュッテから三ツ峯を通り、燕新道での下山は想像以上に大変でした・・・


今回は久しぶりのソロ活動。
温泉街手前の日帰り駐車場で仮眠してから出発。
駐車場が坂の途中で若干斜めな上、窓を少し開けていたら蚊が入ってきてしまい、結局あまり寝れなかった。
朝の静かな温泉街を抜けたところが登山口で、登山届を出すポストもあり。

舗装路を少し登ると余裕があれば帰りにハシゴしてもよいかもと思っていた黄金の湯が右手に。

ここは男女で脱衣所と湯船が分かれています。
朝早かったのですが、すでに男湯には入浴客が1名いらっしゃった。

そのまま旧スキー場内の舗装路を進み、倒れた?看板の分岐から登山道へ。
といってもしばらくは舗装された道。

赤倉温泉源湯にある水場。
湯と書いていあるので熱い温泉が出ているのかと思って触ったら水だった。

称明滝と光名滝の二段になった滝の脇を登り、滝の上で沢を渡ってしばらく進むと4合目の分岐に到着。
少し休憩。

分岐からはしばらく沢沿いを進み、少し残った雪渓を越えて胸突き八丁へ。
石がごろごろした急登で足もとが滑りやすく、ヒーヒー言いながら登ると、

休憩に程良い広場となった天狗堂に到着。
ナイス休憩スポット。
眺望はなし。

8合目の風穴。
小さい穴から少し出ている冷たい風が嬉しい。

9合目の鎖場。
この手前からようやく辺りが見晴らせるようになった。

悪天候でなければ、特に難しい事はない鎖場です。

鎖場から少し登ってようやく反対側の景色が。
後立山連峰が丸見えでテンション上がりました。
白馬岳に雲がかかっているのがちょっと残念だけど・・・

こういう感じの道は良いなぁと思ったら、あっという間に岩場の登りに。

岩場を登り切って十合目!
と思ったけど、十合目なのに山頂じゃないんかいっていう。。
実はこの付近に妙高大神像がいらっしゃったようですが、気づかずにスルーしちゃいました。。

山頂標識まではもう一息。

岩に色々と文字が刻まれていて何か恐い。

そして山頂標識のある北峰へ。
こちらは2446mなので、先ほどの十合目の方が少し標高が高い。

山頂からは多少霞んだり、雲がかかったりしていたが、先ほどの後立山連邦をはじめ、見晴らし良し。
写真はこれから向かう火打山方面。
この時はばっちりでした(笑)

ここでおにぎりなど食べて休憩するが、あとから団体客がいっぱい登ってきて追い出されるように出発。
といっても、まだ1つ登っただけで本日の行程の半分も終わってないので先を急がなくてはいけない。

山頂からは急坂をガンガン下る。

長助池分岐。
ベンチがあったのでちょっと休憩。

大倉乗越へ向かってしばらく歩くと斜面が崩落しているところが。
この炎天下の中、復旧作業をしてくれていました。

登っている途中に見えた長助池。
雰囲気良さげ。

大倉乗越を越えて少し下ると黒沢池ヒュッテに到着。
なんだか面白い形。
ここでトイレ休憩。


黒沢池ヒュッテからは木道混じりの道を地味に登って茶臼山を越え、せっかく登ったのにと思いながら下ったところが高谷池ヒュッテと火打山の分岐に。

暑かったので結構水を飲んでいたけど、補充しなくても山頂までの往復は大丈夫そうだったので、山荘には寄らずに火打山を目指す。
高谷池を挟んでヒュッテ方面を望む。
ここはいいなぁ、次はここでキャンプしたい。

高谷池の分岐から木道をずっと進むとベンチがあったので、ここが天狗の庭かと勘違いし、少し休憩。
実際にはもうちょっと行ったところだったけど。

天狗の庭の看板を少し過ぎたあたりからの火打山。
なだらかだし、本当に天国のよう。


登り途中から振り返って。
北西側はわりと崩落しており、こうやって雲がかかっていると雲上の別天地にいる気分になれる。

貸切の火打山山頂。
雲があがってきてしまっており、残念ながら眺望はなし。
うん、また来よう。

登りに撮れなかった天狗の庭からの火打山。
ここもナイス休憩スポットです。


帰りは高谷池ヒュッテに立ち寄り、コーラとお茶をGET。
飲み物の値段設定が良心的なのか微妙なのか310円。
小銭は100円玉しか持ってきていなかったので、10円ありませんかと聞かれて困った(笑)
黒沢池ヒュッテが○なら高谷池ヒュッテは△。
どちらも雰囲気があって良い感じ。
今回、こちらには学校登山風の女子学生が大量に泊まっておりました。

そして、今日の行動食は井荻のhome&oatsさんのグラノーラ。
これは余っても朝ごはんにいいし、普通に美味しいので超お薦めです。

黒沢池ヒュッテまでは来た道を戻り、そこからは三ツ峯方面へ。
最初はうっそうとしてるけどほぼトラバースで歩きやすい道だなぁなんて思っていたけど、最初だけで、だんだんと周りの草で道が見えないようになり、ほんとにあってるのか?とちょっと不安になる。

ただ、火打に向かっている間に雲がかかり見えなくなってしまった妙高山が、すっきりと姿を見せてくれたのは嬉しかった。

不安だしそろそろGPS確認しようかなっていう時にようやく三ツ峯の分岐に到着。
しかし、ここから大倉への分岐がまた今まで以上の悪路。
いきなりの急下降からスタートし、

崩落個所の横断があったり、
とにかく急な道で、下も草が伸びて滑りやすい個所が多く、結構難儀しました。
ようやく、大倉分岐に着いたら、三ツ峯へ向かう人向けには「この先危険個所あり。通行に十分ご注意ください」の表示があった。
そりゃそうだという感じの面倒な道だったので、できればもう通りたくないですね。

分岐からしばらく下ったところで待望の水場、黄金清水。
ここもベンチあり。
だいぶ疲れていたけど、ここで顔を洗って冷たい水を飲んで少し復活。

しかし、ここからも一筋縄ではいかず、思った以上に長い。

徒渉もあり。

地味にアップダウンを繰り返し、ようやく麻平の分岐へ。
ここまで着てしまえば、ようやく一安心。
もうあとは平凡に下りるだけ。

なんとか明るいうちに河原の湯に到着。
本当は名瀑百選という惣滝にも寄りたかったけど、今回は時間切れ。
風呂優先です。

ちょっと時間的には遅めだったので、貸し切りで堪能。
お湯も熱すぎず、ゆっくり入れるし、ロケーションも抜群。
結構大変だったけど、このために来て良かった(笑)

まあ、着替えを持ってきてなかったのが残念ですが・・・
ちなみに脱衣所は男女別ですが、混浴です。

ここからは林道を歩いて温泉街まで下山し終了。

いやあ、にしても長かった。
次行くなら笹ヶ峰からかなぁ。


75,76/100