OMMの春夏新入荷商品を今さらながらWeb Storeに掲載しました。
その際、ついでにバックパック Phantom20 の写真も撮影。
むしろ昨年入荷した際に一番力を入れて紹介しないといけなかった製品なので、こちらも仕切り直しでご紹介いたします。
というのも、こちらのパック、
昨年リリースされた際にはウエストベルトを使ってベストパックのようにも背負えるということを売りにしていたのですが、今年7月の展示会で実はそれは正式な背負い方ではないということを聞き、ちゃんとした背負い方を教えてもらってきたわけです。
OMMの日本のホームページも気がつけば訂正されていました。
“人間の身体は走るとき必ず腕と足が左右対称に動き、その際に肩と腸骨の間が伸び縮みするように可動します。
しかし背骨だけはこの動きに連動すること無く一定を保ちます。Phantomはこの背骨だけにフィットし、その他の部位にはほとんど干渉のないように設計されています。そのため上半身、肩周りはパックの荷重による影響をうけること無く自由に動かすことができ、空身のような自然なランニングフォームを保つことが出来ます。”(OMMジャパンオフィシャルサイトより引用)
このPhantomシリーズが採用しているのが6ポイントヨーク ハーネスシステムというもの。
“走る動作によって引き起こるパックの上下動を抑えるためにPhantomは、6ポイントヨーク ハーネスシステムという独自のハーネスを採用しています。この6ポイントヨーク ハーネスシステムは、従来のバックパックのようにハーネスを締め込み、身体に密着させることでその動きを抑えるのではなく、パックの上下動に対して計算されたハーネスの向きよるバランスで抑制するように設計されています。
6ポイントヨーク ハーネスシステムの下部のベルトはパックの跳ね上がりに対してバランスよく作用しその動きを抑えます。また反対に着地の際に下に落ちようとする力が動いた際には、上部ストラップがその動きを抑制するように作用します。
締め込みによる身体への負担が少なく、常にリラックスした状態で動くことができるので、とくに後半のランニングパフォーマンスは格段に上がるでしょう。”(OMMジャパンオフィシャルサイトより引用)
具体的にどうフィッティングするのが良いのかというと、
ショルダーハーネス下部のストラップは、パックの中央付近とボトムの2つに分けて調整できるのですが、パック中央付近へとつながっているストラップはパックに対して垂直になるように調整 (上画像参照) し、あとは背面に沿うようにその他のストラップ類を調整します。
そうすると、肩より下の背中にパックがフィットし、肩周りへの負荷がなくなり自由に肩を動かせるようになります。
正直、このフィッティングを実際に展示会で試させて頂くまで、ショルダーハーネスのパックへの取り付け方などに疑問もあり、慣れている方にしかお薦めできないなぁと思っていたのですが、ちゃんと背負うとそういう事だったのか、と腑に落ちました。
が、どちらにせよちゃんと背負わないと、この凝った作りが本領発揮しないことには変わりはないので、できれば店頭で背負ってみて頂きたいですね。
その他の新掲載品としては、まず H2OMM。
ボトル&ボトルホルダーで、ベルクロが止まれば他社製品にも使用可能です。
これも実はPhantomパックに最適化されており、Phantomに装着する場合は背面のベルクロやバンジーコード類を全て取って最も軽い状態で使用できます。
ベルクロを外し、バンジーコードを使ってハンドボトルホルスターのように使う事も可能。
続きまして、Phantom ウエストパック 3L。
こちらも上記のH2OMMが接続可能なので、ちょっとしたランだけでなく、パックをデポして山頂往復する際などサブバック的な使い方にもお薦め。
表側のバンジーコードにソフトシェル、ウインドシェルなどがはさみ込めます。
一番の特徴は、走りながらでも中身のコンプレッションが出来るシステム。
行動中に少しの揺れが気になった場合なども簡単に締め直す事ができます。
あとは、ウインドシェルのSonic Smockなども新たに掲載したのですが、新製品でもありませんので気になる方はWeb Storeでご確認頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。