2018年1月22日月曜日

秩父低山→OMM JAPAN 2017 野辺山


昨年11月、OMM JAPANのスコアロングに初めて参加してきました。
終わってから2ヶ月以上経ち、だいぶ今さら感ありますが、個人的な備忘録としても有用なため、簡単に書いておきます。

まず、僕らコンビの今回の目的は申し込みの時点から“歩いて楽しむOMM”。
一昨年OMM Liteに参加した時もほぼ走らずに行動したけど、その時の感想は「各ポイントが簡単に見つかる分走らないと点が取れない」。
対して、OMM JAPANは「地図読みが難しい分走れなくてもそこそこの順位になれる可能性がある」と周りから聞いていた事もあり、それなら歩いてやってみようと参加を決めた。
結果的には、2017年は地図が1/30,000となって範囲が広がり、その分地図読みの難易度は前年よりも下がるという、スコア競技でもイギリス本国同様に走ってプッシュして楽しむスタイルを取り入れており、歩きだけで順位を上げるというのは難しかった。

順位は296チーム中225位。
1日目は45分弱、2日目は90分弱の時間を余らせているので、欲を出せばもう少し点を取れたかもしれない。
ただそうはいっても、あと50ポイント取っても200位以下と結構厳しい。
また、想定よりも早くポイントが見つかったから時間が余っただけで、見つからなければ時間が足りなかったかもしれないというのも難しいところ。

まあこういうのは終わったから言える事であり、やってる最中は普段のハイキングでは味わう事のないイベントの雰囲気や、宝探しの冒険感をそれなりに楽しんだ。

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まず直前の11/7は、OMMの練習という名目で飯能の吾野へ。
少し破線ルートを歩いて迷ってみるというのと、浅見茶屋でうどんを食べるのが目的。
吾野駅→前坂→スルギ→浅見茶屋→吾野駅 という周回ルートでは、手元の2011年の山と高原地図では実線だったスルギ→浅見茶屋への下りが一番難しく、まんまとロスト。
本来なら浅見茶屋でうどんを食べた後に"子の権現"まで上がり、まわって下山するつもりだったが、一回ロストして満足したので、うどん後はそのまま下山した。
なお、最新版の山と高原地図ではスルギ→浅見茶屋区間は破線に。
浅見茶屋→スルギへ登ろうとすると林道の入口に立入禁止の札がかかっていたので、通る人も少ないのかもしれない。
登山ルート自体も2011年の地図表記とは少し異なり、そりゃロストするかという感じ。
前坂→スルギ間は実線ルートとさほど変わらない明瞭さだった。




初めて食べた浅見茶屋の肉汁釜揚げうどん。
美味しかったし、体も温まるし、ここを絡めたハイクというのは今後もやっていきたい。

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そして、OMM当日。
直前まで車を出たくないほど降っていた雨はスタートのタイミングで上がり、その後降られる事がなかったのは正直助かった。



日没後は極寒ながら、ふかふか牧草地でのキャンプで寝心地は抜群。

仮設トイレの数はそこそこ。
しかしながら2日目の朝は10分以上並んだ。
また、海外からの参加者もいたものの、全て和式だったように思う。
そして、詰まって悲惨なトイレも多かった。

二日目、恵みの日の出。
これが雨だったら、結構キツイ。







●レース中の気温推移

気象庁の過去の気象データによると、11日のスタート後に午前10時の10.8度が最高気温で以降下がり続け、12日の朝6時で-2.6度。12日の最高気温は14時の6度。
直前まで降っていた雨は11日のスタート時にはやみ、以降は降っていない。
11日は風の強い時間帯が長かったため体感温度は低め、12日は終始太陽がでており、風はそこまででもなかったため、そんなに寒く感じなかった。
どちらの日もミッドレイヤーは一度も脱がずに行動。体が温まる前の行動開始時を除き、寒い時にレインシェルのみを羽織って対応。
なお、12日の早朝、テント内で手元のサーモコンパスでは‐5度前後を指していた。


●装備メモ


▼行動着
Teton Bros. - Power Wool Base L/S (ベースレイヤー)
ibex - Woolies 150 Boxer (ベースレイヤー)
ibex - Woolies 150 Bottoms (ベースレイヤー)
Darn tough - 1466 Micro Crew Cushion (ソックス)
Houdini - Outright Houdi (ミッドレイヤー)
Axesquin - シノビ&クナイ (ボトムス)
OR - PL BASE SENSOR GLOVES (ベースグローブ)
Axesquin - Light Shell WP Glove (オーバーグローブ)
Westcomb - Spector LT Hoody (レインウェア)
Snowpeak - 3L Light Shell Pants (レインウェア)
Inov-8 - ROCLITE 286 GTX (シューズ)
薄手ドラロンアクリル裏フリースバンドのニットキャップ

≫感想
ウールタイツとウール裏地のボトムスの組み合わせは滑りが悪く足上げると引っかかりが出る。シューズはもう少しクッション性があるものが良いかも。


▼予備&防寒着
ibex - 昔のヘビーウェイトL/S Tee
patagonia - Micro Puff Vest
patagonia - Down Sweater
Nanga - 薄手ダウンパンツ
point6 - Hiking Tech Mid Crew Socks
ミッドウェイトフリースのグローブ
軍モノタイツ

≫感想
予備で持っていった軍モノタイツは使わなそうな気はしていたけどレギュレーションに入っていたため荷物に入れた。次回は就寝時に使えるタイツを予備とし、行動時はタイツなしで寒くないボトムスにする方が良いかも。
その他に持参した防寒具は全て着用して就寝。
テント内で-5℃前後と寒い中でも思った以上に眠れた(いつもの山泊と変わらない程度)けど、着ぶくれして色々苦しかったので再検討したい。
ソックスは重ね履きしたけど、これも直前まで悩んだMONTANEのFireball Footieに変更すればカイロ不要だった可能性あり。


▼パック類
atelierBluebottle - PAC-S
OMM - Go Pod
RIDGE MOUNTAIN GEAR - Shoulder Pack

≫感想
PAC-Sにギリギリ収まったけど、もう少しゆとりが欲しいので持ち物の小型化が必要


▼テント・就寝具
LOCUS GEAR - Khufu HB Kit & フットプリント、CP3ポール
MOUNTAIN HARD WEAR - Phantom 45 (7度?)
EXPED - SYNMAT Hiperlite
SOL - エスケープヴィヴィ

≫感想
薄手の3シーズンシュラフで大丈夫か不安はあったけど、エスケープヴィヴィが想像以上に良い働きしてくれて足元以外は特に問題なかった。ただ内側の結露が半端なく、連泊の場合ダウンシュラフだと2日目以降に響きそう。
軽さとコンパクトさには代えられないが、メッシュインナーのテントはやはり寒い。
出発直前に購入したカイロを寝袋の足元に投入し、足元の寒さを低減できた。


コンパスはRa-shin 1(店頭販売中)。
サムコンパス初めて使ったけど、シンプルで見やすい。
落とすかなと思い、首からかけられる長さの紐を通しておいたけど、腕にかけられる位の長さがちょうど良いかも。


とりあえず気になった事を忘れないように記載しましたが、その他何かあれば店頭でいつでも聞いて下さい。

どうぞよろしくお願いいたします。