2016年12月23日金曜日

2016.12.12 竜ヶ岳 (山梨県)


毎年恒例、年賀状用の写真を撮りに富士山がよく見える山へ家族で行ってきました。
来年の年賀状といえば、筆頭候補は雲取山。
標高2017mで、漢字は違えど名前にトリまで入っているという好条件。
前はいつ登ったかも思い出せない位で久しぶりに行きたいし直前まで悩んだのですが、全然登ってない上に、仕事も繁忙期で無理はできないということで断念。

883さんにお薦めされた山梨県の竜ヶ岳に行ってみることにしました。
UTMFのコースに入っているし、いつか縦走してみたいなと思っていた山。
この時期のダイヤモンド富士が有名なようで、山梨の取引先(甲斐の恵み)の営業MANも毎年元旦に登っていると言っていました。

行程
本栖湖キャンプ場手前 駐車場 - 見晴らし台、石仏 - 1443m分岐 - 竜ヶ岳 - 1443m分岐 - 本栖湖畔側登山口 - 駐車場 (コースタイム約4時間5分、距離約5.2km ヤマプラより

本栖湖畔、キャンプ場の手前に大きな駐車場があり、そこに駐車。
登山道の看板はキャンプ場の中を差しており、そのままキャンプ場を突っ切って登山口へ。
トイレは駐車場にはなく、その場にいた方に確認して進路上にあるキャンプ場内のトイレを拝借しました。
ちなみに紙はなし。

登山口からはしばらく樹林帯をジグザグ登り。
霜柱がすごい。

最初の休憩スポットまで着くと目の前が開け、
まず目に飛び込んでくるのが本栖湖とその向こうに白くなった南アルプス&八ヶ岳。
これだけでもちょっとテンションあがりますが、
反対側を向けば、

富士山がドーンと。
そうそう、これを見にきたんですよ。
この先登っている途中に雲がかかってもいいように、いっぱい写真を撮る。

平和な散歩道を過ぎるとまたジグザグ登りへ

後ろを振り返れば富士山がよく見え、さっき別にそんなに写真撮らなくても良かったなーという感じ。
そして眼下に広がる樹海の雰囲気がなんだか日本じゃないように見えて面白い。

眺めはいいけど、日当たりもよいからか、霜が溶けて登山道はグチャグチャ気味。
道自体は非常に歩きやすいので、溶ける前の時間帯か、こうならない時期なら快適に登れるでしょう。

東屋と石仏のある休憩所。
ここからの眺めも良かった。
あとはこのジグザグこなせば山頂だよね、なんて地図もろくに見ずに登っていたら、傾斜がゆるくなっても一向に着かない。

そう、まだ少し先でした。

平らで公園の広場のようにくつろげる山頂。
ただし、強風で2組あるテーブル&ベンチでランチは取れず。
端っこの熊笹の影に隠れてなんとか食べました。
ここは暖かい日にピクニックしに来るのが正解かも。

強風で寒かったけど、おかげさまで富士山の眺めは良かった。

南アルプスも美しい。

帰りは本栖湖畔へ北西に尾根を下るルートで。
こちらは霜でグチャグチャということもないだけでなく、落ち葉がたまってフカフカと気持ちの良いトレイルです。
滑りに行けない鬱憤を、落ち葉ウダーを散らしながら歩いて発散。
馬鹿に出来ない楽しさで、本当にパウダー滑ってるんじゃないかという気持ちに一瞬なれました。

最後に冬季閉鎖中の道路を少し歩いて駐車場へ戻ります。

娘は登り始めて20分もしないうちに寝始め、起きた頃には強風で寒かったのかぼーっとしていた。
山頂では寒いながらもなんとか食事を終え、下山も半分過ぎたあたりでようやくいつもの元気さを取り戻し、手に持った大きな葉っぱで頭をはたかれながら歩いたのでした。

温泉入って、ほうとう食べてから帰路につきましたが、娘は背負われていただけなので超元気。
もう寒くないし、温泉の休憩所でも、食事中でも隙あらば動きたくてしょうがないようで、こっちは相手するだけで結構ぐったり。
ま、親の都合でかわいそうだし、ほどほどの山にして正解でした。
次は少し歩いて楽しんでくれるといいかな。