2018年9月22日土曜日

2018.8.17-18 塩見岳


8月の夏休み、
妻の実家(岐阜)へ帰った際に時間をもらい、一泊で塩見岳へ行ってきた。

1日目
鳥倉林道ゲート駐車場→ 三伏峠小屋(テント泊)
2日目
三伏峠小屋→塩見岳→三伏峠小屋→鳥倉林道ゲート駐車場

初日は三伏峠までと行程が短いため、ゆっくりスタート。
平日とはいえ夏休み期間中のため、駐車場に空きがあるか心配していたが、残り数台分のところにギリギリ停める事ができた。
ゲートから登山口までは、ほんの少しだけ砂利道があっただけで、ほぼ舗装路。
駐車場にはトイレと水道があり、登山口に仮設トイレが設置されていた。

登山口を10時前にスタート。
最初は鬱蒼とした樹林帯をひたすら登る。

山と高原地図では細いとされている水場。
直前に雨が多かったからなのか、行きも帰りも普通に出ていた。

三伏峠まであとわずかというところでようやく眺望の良い場所に。

昼前に三伏峠小屋に無事到着し、テントの受付を済ませる。
お盆のピーク後のためかソフトドリンクの在庫が全然なかったのが残念。
小屋とテント場は周りを木に囲まれており眺めは良くない。

金曜日の昼とはいえテント場にはそこそこのテントが張られていた。
一段下の細いところが静かそうだったので、そちらに張る。

そして写真のテントを試すというのが、今回の山行のもう一つの目的。
この秋より扱いを始めたThe Free Spirits Tentの Lightrock というモデル。
こちらのblogで詳しく紹介しております。

天気も良いので水汲みがてら散歩に。

中央アルプスが良く見える。

テント場から40分程度で烏帽子岳に到着。
同じく時間を持て余した登山者で賑わっていた。

塩見岳の展望台と言われているだけあって眺めが良い。

反対側の荒川岳方面。
この稜線もいつか歩きたい。

20分ほど山頂に滞在し、水場経由でテン場へ戻る。
この水場がテン場から往復25分(山と高原地図)かかる。
時間もあるので、それならついでにと烏帽子岳まで行ってみたが、実はもっと近い三伏山でも十分眺めが良いという事が後で行ってみて分かった。

三伏峠はTJARレースのチェックポイントとしても有名。
今年はちょうどレースの年で、この日の17時までにここを通過しないと選手は失格になってしまう。
テント場では選手が到着すれば皆で拍手し迎え入れ、選手が出発の際には拍手で送りだした。

夕飯を食べた後は、日没を眺めに三伏山へ。

中央アルプスに日が落ちそうというところで、寒くなりテントへ戻り、程なく就寝。

三伏峠小屋には200円で使える水洗トイレがあった。
使っている人を見なかったけど、朝の混雑する時間などにさほど並ばず使えるなら結構ありだと思う。

翌朝は4時頃に出発し、塩見岳を目指す。
途中、富士山がしっかりと見えていることが分かりテンションが上がる。
薄暗いながらも、前日よりも明らかに雲が少ない。

本谷山に着いたところで小休止しヘッドライトを外した。
ここはハイマツに囲まれて眺望がイマイチなので、時間的に問題なければ三伏山で日の出を見てから進むのも良さそうだ。

権右衛門沢源頭付近。
ここから山頂まではほぼ登り。

塩見小屋より先、山頂までのルートはガレ場が多く、登りはまだしも下りは落石に気を使った。

誰もいない山頂(西峰)へ到着。
奥に見えるのは東峰で、ほんのすぐ先。難所もなし。
東峰の方が標高が少し高い。

雲がない訳ではなかったが、全方位素晴らしい眺め。



中央アルプスの奥に御嶽山。

北アルプスも端の方まで見えた。

写真を撮りまくり十分堪能してから下山。

登りではスルーした塩見小屋に立ち寄ってみる。
ここでもコーラが完売で残念。
泊ってもいないのに手ぬぐいを買ってしまった。


三伏峠に戻り、テントを撤収。
そのまま下山しても良かったのだけど、登山口から駐車場までの舗装路歩きが面倒なので時間が合えばバスに乗りたいと思っていた。
時間調整もあり、以前TVでTJARの番組を見てからずっと食べたいと思っていた特製カレーを頼んでみたが、美味しかった。
ちょっとゆっくりしてから下山するも、結局バスの時間には早かったので、駐車場まで歩いて戻った。

下山後の温泉は鳥倉林道を下ってからすぐの 赤石荘 へ。
日帰りで入れる露天風呂は爽快感のある眺め。
洗い場は外にしかなかったが、暖かったのでかえって気持ちよかった。

道の駅 ”歌舞伎の里大鹿” でお土産を物色し、ジェラートを食べて休憩してから帰宅。
綺麗な道の駅だなと思ったら、お盆前にオープンしたばかりとのこと。

久しぶりに眺望の良い山頂が楽しめ満足度の高い山行だった。