2016年10月26日水曜日

2016.10.10 大朝日岳


10月の3連休、本来であれば各地の山は多くの登山客で賑わうところですが、今年は生憎の天気予報。
当初予定していた土日の行程は中止にし、プランをいくつも検討した結果、月曜日帰りでの大朝日岳へ。

今回は当店のお客様であり、隣駅の中村橋にて"はり灸指圧吉田"を営んでいらっしゃる吉田様とご一緒させて頂きました。


行程
古寺鉱泉 - ハナヌキ峰分岐 - 大朝日小屋 - 大朝日岳 - 小朝日岳 - 鳥原山 - 畑場峰分岐 - 古寺鉱泉 (コースタイム10時間46分、距離17.3km ヤマプラより

参考にしたホームページ


いつになくゆとりのある行動で、前日9日の午後に練馬を出発し、駐車場まで行き前泊。
夜明け前より歩き始めました。
駐車場には仮設トイレが3つ。紙はなかったです。

途中の古寺山より。
左手前が小朝日岳、奥の雲にかくれているのが大朝日岳。
晴れていれば素晴らしい景色が見られそうです。

ここまで途中2ヶ所に水場はどちらも水が出ていたけど、気温が低く持参した飲み物もほとんど飲んでいなかったので立寄らずに進みました。

小朝日岳は帰りに通るので、行きは巻き道を使ってスルー。
巻き道を終え、少し歩くと大朝日岳へ向かう素晴らしい稜線トレイルです。
しかしながら、現実は冷たい風が吹き荒れ、あわよくばと期待した山頂の眺望もこの時が一番見えていた位。
ときおり光が差しても、山頂の雲がとれる事はありませんでした。

間もなく大朝日小屋。
風を除けて休めるところもなかったので、早く小屋で暖かい物を飲みたいという一心で歩いた。

大朝日小屋は避難小屋。
この日は管理人さんがおり、前日宿泊したハイカーがまだ何名か支度をしている間をぬって出来る片づけなどをこなされていた。
どうせ山頂は雲の中だし、僕らもここで昼休憩に。
暖かいと思った小屋の中も、休んでいると寒くなるもので、出発する時には上にシェルを羽織って。

今回寒いのは分かっていたので、予めグローブは用意していたのに残念な事に家に忘れてきた。
なので、袖口の中に手をまるめて隠したりしながら風をしのいでここまで来たけど、小屋で休憩していたらグローブを一つ持ってきていた事をようやく思い出す。

レインウェアと共にスタッフサックに入れていた、AXESQUINのライトシェルWPグローブ
ペラペラ過ぎてすっかり存在を忘れていたけど、この日ほど持っていて良かったと思った事はなかった。
風が手に直接当たらないというだけでなく、防水透湿素材特有の蒸れ感で指先のかじかむ感じもなし。
実際持っていっても使わない事の方が多かったのだけど、雨だけでなく、強風時にも本当に役立つので、やはりこれはパックに忍ばせておきたい。

荷物はよく考えたら小屋の前にデポしても良かったのだけど、そこまでの重量ではないので、そのまま山頂へ。
強風で冷えることもあり、記念撮影を終えると、そそくさと下山開始。

山頂より平岩山方面。
こちらの雰囲気も良く、ここはやはり出直して次回は縦走したいと思う。

強風の稜線から離れ、少し落ち着いて見ると、向かう小朝日岳も何気に格好良い。

ごくたまに光が当たると、綺麗な紅葉を見ることができた。

小朝日岳山頂。
ここも雲がなければ色々見えそう。

小朝日岳から鳥原山へは、ちょっとしたロープのある所も。

鳥原山山頂付近の展望台。
天気の良い日にここからの眺めは素晴らしそう。
鳥原山の山頂自体はルートからそれて少し入ったところに三角点があるだけで何も見えない地味な所だった。

鳥原小屋方面と古寺鉱泉への下山ルートの分岐にあった大きな池塘。

まだ新しそうな倒木がトレイルを思いっきり塞いでいた。

途中にある水場、田代清水はちょろちょろと虫の息。
畑場峰の分岐から古寺鉱泉への下山は、滑りやすい急坂が続き、どちらかといえば登りに向いている気がしなくもないです。

そして、古寺鉱泉へ無事に下山。
小朝日岳の先からは誰にも会わず。
全体的に登山者も少なく、静かな山を楽しめました。

今回は二人ともatelierBluebottleのPAC-Sを使用。
雪のない冬の山歩きとほぼ同じ衣類や装備を入れて一日歩いても肩や腰には全く違和感なく、本当に良くできたパックです。

帰りの温泉は登山口から月山ICへ向かう途中にある、大井沢温泉 湯ったり館へ。
内湯のみですが、300円。
地場野菜も買えて満足。

少し東北道の渋滞に巻き込まれながらも、3連休最終日と思えば比較的順調に帰ることができたのでした。

"はり灸指圧吉田"さんは練馬では珍しく? 山の話をしながらマッサージ等を受けられます。
お近くの方は是非。
要予約です。
院長をご指名下さい。