2014年7月24日木曜日

7/22 三俣~蝶ヶ岳・常念岳 日帰り


今週の火曜日、天気が良さそうだったので、今シーズン1発目の夏山ハイキングに行ってきました。
登ったのは、前から目をつけていた北アルプスの蝶ヶ岳と常念岳。
どちらも今回が初めてです。

本当は泊まりで行きたいところですが、今月は展示会も多く、ただでさえお店の営業が不規則なので、とりあえず日帰りのつもりで。
疲れて無理だったら小屋泊して早朝下山、そのまま出勤すればいいか位の気持ちで臨みました。

また、三俣駐車場からの周回ルートのため、蝶ヶ岳と常念岳のどっちから回るかけっこう悩みました。
ヤマレコ等をみると日帰りで周回している人は常念岳から回ってる人が多い。
ですが、今回は蝶ヶ岳から回ってみることにしました。
理由と感想は後述します。


駐車場には夜中の1時位に到着して仮眠。
車を停めてから気づいたんですが、駐車場が傾斜していて寝づらい。。
ちゃんと見てから停めれば良かったんですが、もう一回動かすのも面倒なので、寝づらいなとゴロゴロしている間に気がついたら寝てました。

4時には出発したかったので、目覚ましは3時半にセット。
しかし、久しぶり過ぎてこの時間はまだ暗いということを忘れてました。
ヘッドランプつけながら準備してたら、ちょっと時間がかかり4:15頃に出発。
東の空が明るくなりはじめています。

林道の終点に登山相談所があり、ここで登山届をポストに入れました。
駐車場にトイレありましたが、ここにもトイレあり。
ブレブレですみません。

三俣の分岐を蝶ヶ岳方面に真っ直ぐ進み、吊り橋を渡ってしばらくしたら水場あり。
まだ800mしか進んでませんが最後の水場とのこと。

で、またちょっと行くと次の見どころ“ゴジラみたいな木”が出現。
良くできてますね~

5時、日が昇って明るくなってきました。

登っていくと、視界が徐々に広がり、常念岳が段々と大きく見えてきます。

まめうち平。
ベンチがあり絶好の休憩スポットです。

最終ベンチ。
ちょっと座って休憩。

大滝山との分岐でようやく森林限界突破。
間もなく山頂の予感です。

蝶ヶ岳ヒュッテから常念岳への稜線も、ここに来てようやく全貌が見えました。

そして、稜線に上がればこれですよ、これ。
これを見にきましたよ。
ちょっと雲あるけども。

蝶ヶ岳の山頂は丘みたいになだらか。
ゆっくり景色を眺めていたいところですが、風も強いし、先が長いのでほどほどにしておきます。

梓川から穂高の稜線まで丸見えなんて本当に感動です。

蝶ヶ岳ヒュッテの外のテーブルでパンを食べて少し休憩し、出発。

atelierBluebottle Hiker's SACHOCHEを初めて使ってみましたが、薄くて邪魔にならずやっぱりいいですね。
中には財布とティッシュ、行動食を少し。
外のポケットにiPhoneとコンパス、レンズキャップ。
地図は先日サービスが始まったばかりのヤマタイムで印刷したものを入れていきました。

久しぶりの北アルプス稜線歩きに胸が踊ります。

横尾との分岐を過ぎ、三角点より蝶ヶ岳ヒュッテ方面を振り返って。
なんでこんなに三角点が離れてるのかと思いましたが、昔はこちらが山頂だったんですね。

蝶槍からの槍

蝶槍の下りから樹林帯のアップダウンが続きます。
風がないので暑いです。

2592ピーク。
看板に書いてある字が読めず、一瞬え?どっち?ってなりました。

2512ピークから常念岳。
圧倒的ラスボス感。
この日最後の登りですが、ここまでで結構ヘロヘロ。
気力で登ります。

2512ピークと常念岳のコルからの景色。
最後の登りの前にちょっと休憩し、眺めを堪能しました。

ハートマーク。
どうせ男が書いてるんでしょ?
とか思っちゃう駄目な大人です。
いや、本当にありがとうございます。

疲れた身体にガレ場の登りは堪えます。
でも雷鳥の親子に遭遇して少し和みました。

ひぃひぃ言いながら間もなく山頂っていう時に雲が。。。

槍穂方面の雲も上がってきてますが、とりあえず見えてるうちに記念撮影。
百名山72座目です。
だいぶ疲れましたが、待ってても雲が取れそうにないので、少しだけ休んで下山開始しました。

山頂より今日歩いてきたルートを振り返ってみましたが、もう雲の中に。。

大天井岳方面、かろうじて。
奥には鷲羽と水晶の稜線も。

前常念方面へ少し下山してから振り返ったら、常念の山頂も間もなく隠れてしまうところでした。

またもや登山道の真ん中に雷鳥親子。
親鳥がお腹を地面にこすりつけてモゾモゾしてました。

前常念岳の避難小屋。
疲れた足にガレ場の下りは結構しんどい。

標準点櫓跡。
ここに座って休憩。

NoNoSquito Bands を使ってみたのですが、幸いなことに樹林帯にあまり虫がいないんですよね。
これを使っていたから寄ってこなかったと思いたいですが。。

この後ひたすら樹林帯の九十九折りを下り、本当に嫌になりましたが何とか下山。
長かった。

駐車場から最後に常念岳見えました。

駐車場の水場。
トイレの真横でちょっと臭うのが気になりますが、のど乾いていたのでガブ飲み…
今のところ大丈夫です。

帰りは車で登山口に向かえば必ず通るところにある温泉“ほりでーゆ~四季の郷”で汗を流し、何か食べて帰ろうかと思って調べてはいたのですが、全くお腹が空いていなかったので直帰。


半日かかりましたが、久しぶりに北アっていう感じの景色を堪能できたので良かったです。


あと、夏山一発目としては、自分にとって結構ハードな行程だったので、今回は可能な限り荷物を減らして臨みました。

バックパック: MONTANE UltraTour22 (8月再入荷予定)
レインウェア上: MONTANE  Minimus Mountain Jacket (完売)
レインウェア下: AXESQUIN ツユハラヒ
トレッキングポール: KOMPERDELL C3 CARBON POWER LOCK COMPACT

この他の装備は防寒用のインナーダウンとヘッドランプ、電池類、水筒、フォールドカップ、ファーストエイド、エマージェンシーブランケット位ですかね。
昼食用のパンと飲み物(1.5L)を入れても5kg未満。
プラスでサコッシュとカメラの肩かけはありますが、いつもよりだいぶ軽い気がします。
雨が降る心配はなさそうだったので、楽させてもらいました。


そして、今回蝶ヶ岳から回るか、常念から回るか悩んで蝶ヶ岳からにした理由ですが、

1. 久しぶりのハイキングなので、どれだけ水を飲むか分からず、蝶ヶ岳ヒュッテで補給可能な方が良さそう。

2. 登山口から常念岳までの方が登りがきつく、登りで足が終わってしまいそう。 ゆるく登り、最後は下るだけの方が良さそう。

3. CT通りに回れなかったら、午後から雲が湧いて景色を堪能出来ないかもしれない。蝶から回った方が早く稜線に出れるし、その方が何も見えないリスクは少なそう。

ということで、蝶から回りました。

結果というか感想は、

1. 早朝は涼しく、稜線も寒い。蝶ヶ岳ヒュッテまで到着した時点で500mlのボトルの半分位しか消費してないので、これは買わなくても行けるかも。ということで、買わずにそのまま進んだら途中から暑くなり、下山時には飲み物の残量を気にしながらちょっとずつ口にするという苦しい展開に。
そもそも調査不足ですが、蝶ヶ岳ヒュッテで何か軽食を食べようと思っていたら11時~ということで何も食べれずというのもありました。(カップラはあり)
常念から回っていれば、蝶ヶ岳ヒュッテで各種補給してちょうど良い位だったかも。

2. 常念への登りはガレ場で疲れた足で登るのは結構しんどい。常念からの下りは最初ガレ場でしんどく、その後は樹林帯の急な下りで滑りやすいところもあり、やっぱりしんどい。反対に蝶ヶ岳への登山道はかなり歩きやすかったので、体力あるうちに危ない所はこなしておいた方が良かった。

3. これに関しては何とも言えませんが、当日の天気であれば常念から回っても変わらなかった。


そんなわけで、次もし同じルートで登るなら、自分は常念から登ろうかなと思います。

にしても、ソロで北アはお金がかかりますね。。
誰か平日もう少しユルフワなハイキングに一緒に行って下さる方いらっしゃいましたら店頭で声かけて下さい。
車は出せますよ~!

よろしくお願いします。